漆とは

urushi

漆と日本人

漆は古来より日本人の生活の中に様々な形で利用されてきました。縄文時代の遺跡からも漆器が発掘されています。また漆の木そのものも縄文時代より各地で出土しています。このことから漆は日本国内にもともと自生していたと考えられています。

語源が「麗し(うるわし)」とも「潤し(うるおし)」とも言われる漆は木の中で唯一「きへん」ではなく「さんずい」で表されています。15年程度かけて育てた木から、わずか牛乳瓶1本分ほどしか取れない漆の樹液に対する日本人の想いを伺い知る事ができます。 また、漆器の事を英語では小文字の「japan」を使って表します。漆器とは日本を代表するもの、日本独自のものであると世界が認識しているということです。

漆の用途

塗料

一度乾いてしまえば漆を溶かす溶剤はないと言われるほど丈夫な塗料になります。またその神秘的な光沢と格調高い色合いは年月と共に更に深みを増していき、非常に文化的価値の高い建造物や漆器が今でも数多く残っています。

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接着剤

乾燥すると簡単に剥がれる事はない漆。小麦粉と漆を練り合わせ、割れた磁器を接着する技術である”金継ぎ”は、江戸時代から今にかけて受け継がれる日本の伝統技法です。またその美しさは工芸的価値を高めます。

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漆が化学塗料より優れている点

天然素材で安心安全、化学塗料のような悪臭もありません

塗膜は抗菌・殺菌性があり衛生的です

持続可能な資源で環境に優しいです

薬品の耐性や、絶縁性が非常に高く、耐水性・防腐性にも優れています

紫外線に長期間あたらなければ数千年保ちます

金箔を貼ると色が自然で美しく仕上がります

「漆塗装」の表示で、より高級グレードという好印象を与えます

01

ふっくら感

表面張力が大きい

02

深み感

屈折率が高い

03

しっとり感

ゴム質が水分を保ち瑞々しい

漆の販売量日本一の箕輪漆行なら、漆や色漆はもちろん、木地から貝に至るまで、漆芸、漆行材料の全てが揃います。

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